【ネタバレ/感想】映画『レディ・オア・ノット』の鑑定【ラストは?】

スリラー
(C)2020 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

 

Jing-Fu
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みなさんこんにちは! 管理人のJing-Fuです。

 

今回鑑定をするのは『レディ・オア・ノット』です。

『Z Inc. ゼット・インク』『ザ・ベビーシッター』などのスリラーやアクション作品にて、「血も滴るイイ女」として活躍中のサマラ・ウィービングが主演。

本作は嫁ぎ先の結婚初夜、命をかけた「かくれんぼ」に巻き込まれる女性主人公を描く、血まみれスリラー作品です。

そんな『レディ・オア・ノット』のネタバレを明かしながら、感想と考察を鑑定していきますね。

眠気も吹っ飛ぶ豪快なラストとは!?

 

■『レディ・オア・ノット』のあらすじと基本情報

まずは予告編をどうぞ☆

『レディ・オア・ノット』2020.6.24デジタル配信/2020.7.15ブルーレイ&DVDリリース

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■あらすじ

名家として名高いル・ドマス家の御曹司であるアレックス(マーク・オブライエン)と結婚することになったグレース(サマラ・ウィービング)。幸せな結婚式を行い、晴れて嫁入りを果たしたグレースは、結婚初夜にル・ドマス家の一同から招集を受ける。ル・ドマス家代々の伝統に従って選ばれたカードに描かれたゲームを行う必要があると告げられたグレースは、指示通り1枚のカードを引く。そこには「かくれんぼ」と書いてあったのだが・・・。

 

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■原題:Ready or Not

■発掘国/制作年:Ready or Not

■上映時間:95分

■キャッチコピー:

■監督:マット・ベティネッリ=オルピン

タイラー・ジレット

■主要キャスト

グレース:サマラ・ウィービング

アレックス:マーク・オブライエン

ダニエル:アダム・ブロディ

トニー:ヘンリー・ツェーニー

ベッキー・アンディ・マクダウェル

 

■『レディ・オア・ノット』のネタバレ感想と考察

①もっとサマラに暴れてほしい!

それでは鑑定していきましょう!

 

ネタバレ①:もっとサマラに暴れてほしい!

親戚コント大好き、意外とバカ揃いの鬼さんたち

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現代ハリウッドで活躍する新鋭女優達の中で、美しい美貌を持ちながら血や泥に塗れる「ダーティスタイリッシュ女優」としてヨゴレ役の前線に立ち続けるサマラ・ウィーイング。はっきり言って彼女が出演する作品とキャラクターにはほとんどハズレがないので(直近の『漆黒のスネークアイズ』はすこぶる残念な仕上がりだったけど汗)、花嫁姿でショットガンを装備した彼女がドンと構える刺激的なジャケを観れば、期待するなという方が無理な話。

でもね〜、いざ蓋を開けてみたらちょっとハードルを上げすぎてたんですな〜、コレが。嫁ぎ先の恒例行事が親戚一同がこぞって殺しにやってくる殺人ゲームだったという、こうるさい姑への挨拶よりも何十倍もはた迷惑な条件のもと、どんなバトル・ロワイアルが展開するのだろうとウキウキしていたのに、まず思っていたほどサマラが暴れない。今回のサマラはぶっ飛んだ性格の役所ではない主人公のため、基本的には泣き喚きながら「逃げ」に徹することになってる。まあテーマはかくれんぼなのでそれは当たり前の話なんだけど、広い洋館の中で剣やオノや銃を次々に使いこなして純白の花嫁衣装を真っ赤に染めていくスプラッターを期待させられたジャケだけに、殺しに積極的にならないサマラは観ていてどうにも物足りなかったです。特に『ザ・ベビーシッター』『ガンズ・アキンボ』などの強烈なキャラ像を観た後なので尚更ですね。

Jing-Fu
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ジャケのショットガンも結局フェイクでぶっ放してくれなかったしね〜。

 

あと敵となる親戚の数が結構多いのに、かくれんぼ中に死ぬ人数が驚くほど少ないのも消化不良でした。実際にサマラ演じるグレースが殺したのはせいぜい姑と執事くらいで、残りはまとめて最後に一斉死にでちゃんちゃん! 何とも味気ない。グレースも「立ち向かうことを決意した」ものの、所詮は一般人なので姑たちの殺し方はかなり泥臭くメリハリが薄い。どうせなら各々異なる武器を扱う親戚どもを、順に異なる対抗策で1人ずつ返り討ちにしていく連続中ボス戦みたいなプロットにした方が、「死のかくれんぼ」って面白い設定を立てつつアクション&スプラッターをスリリングに盛り上げられたんじゃないですかね〜。殺しが正当化される理由と環境、多種多様なキャラクターと武器、そして主演のサマラと、アクションを引き立てる要素が揃っているのにも関わらず、消化不良だなぁ。

そもそも親戚どもが躍起になって死のかくれんぼを行う背景には、「先祖が悪魔と契約したせいでちゃんとゲームをやらないと自分達が悪魔に殺されるということを信じている」という理由があって、これはこれで中々斬新な設定。根も葉もない根拠ながら実は本当の事で、最後までグレースを殺せなかった親戚たちが全員一気に爆発して死ぬという前述した豪快なラストの伏線になってる。全員が爆発して跡形もなく飛び散って死んでいく光景は確かに見応えがあるものの、一番信頼していた旦那のアレックスに最後で裏切られることも含めて、途中から一連の展開が読めちゃうんですよね。読めちゃうからこそドンデン返しとするには弱く、ダニエルが改心してグレース側につくまでの流れも蛇足に捕らえちゃうし、もっと『コマンドー』みたいなノリで、シンプルにかくれんぼドンパチアクションに特化させても全然アリだったと思います。

Jing-Fu
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全員が爆死ってのもよくよく考えると単調で、どうせなら何人かは直接悪魔が鉄槌を下す『ゴースト ニューヨークの幻』をやってくれても良かったのに。

 

不満点ばかりでもなく、もちろん輝き見所ポイントはあります。 何かっていうと味方を誤って殺してしまう義理姉とか、あまり真剣味のない事なかれ主義のその旦那とか、夏木マリみたいな風貌のヒステリックババアとか、親戚共のキャラがよく立っていて眺めてて楽しかった(だからこそアクションへ反映ができてなかったのが残念)。グレースが納屋にあった死体の肥溜めみたいな所に落下するシーケンスも気色の悪さがよく強調されていて、本作きっての印象的な場面になってる。あとはサマラが他多数の代表作の中で演じてきたキャラクターと異なり、「普通の女性」を演じている珍しさは良かったかな。グレースは殺人かくれんぼに参加することによって血に染まっていく前はごく普通のラブリー女子だったので、旦那とイチャイチャ戯れる様子はノーマルなのに逆に新鮮な感じでしたね。それでも手の平に風穴が開いたり、背中が裂傷したり、ゲロを吐いたり、自分を撃った幼い子供に対して「こんのクソガキがッ!」と口の悪さを露呈させたりと、他の綺麗派女優が決してできないサマラも多数あって、彼女の演技を眺めるのに退屈さは感じません。

 

■鑑定結果

Jing-Fu
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やっぱりサマラには激しく大胆、そして積極的に暴れてもらわないと!

 

鑑定結果:プラチナ映画(☆6)

 

■最後に

サマラ・ウィービングの出演作についてはコチラ☆

『ガンズ・アキンボ』

 

それでは今回の鑑定はここまで。

またお会いしましょう!

 

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