【ネタバレ/感想】映画『ガンパウダーミルクシェイク』の鑑定【アクションは? ミシェル・ヨーは?】

アクション
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Jing-Fu
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みなさんこんにちは! 管理人のJing-Fuです。

今回鑑定をするのは『ガンパウダーミルクシェイク』です。

犯罪組織との抗争に巻き込まれる女性の殺し屋グループの戦いを描いたバイオレンスアクション作品です。

主演は『ジュマンジ ウェルカムトゥジャングル』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』カレン・ギラン。そしてアンジェラ・バセットレナ・ヘディカーラ・グギノミシェール・ヨーなど、イカしたマダムたちがアクションの脇を固めます。

そんな『ガンパウダーミルクシェイク』のネタバレを明かしながら、感想と考察を鑑定していきますね。

ミシェール・ヨーのエクスペンダブルズアクションが見れる!?

 

■『ガンパウダーミルクシェイク』のあらすじと基本情報

まずは予告編をどうぞ☆

映画『ガンパウダー・ミルクシェイク』予告編|3.18(fri)全国公開

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■あらすじ

15年前に殺し屋である母親のスカーレット(レナ・ヘディ)が突然姿を消してから、ファームと呼ばれる犯罪組織のもとで同じく殺し屋としての腕を磨いてきたサム(カレン・ギラン)。ある日、上司のネイサン(ポール・ジアマッティ)からファームの資金を奪って逃走した会計士の男を追うように指令を受けたサムは、武器を揃えた後男が身を潜めるとされるホテルに到着するのだが・・・。

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■原題:Gunpowder Milkshake

■発掘国/制作年:アメリカ(2021)

■上映時間:114分

■監督:ナボット・パプシャド

■主要キャスト

サム:カレン・ギラン

エミリー:クロエ・コールマン

スカーレット:レナ・ヘディ

アンナ・メイ:アンジェラ・バセット

フローレンス:ミシェール・ヨー

マデレーン:カーラ・グキノ

ネイサン:ポール・ジアマッティ

 

■『ガンパウダーミルクシェイク』のネタバレ感想と考察

①アクションバイブルを詰め込んだアクション

②殺る気マンマンのミシェール・ヨー

それでは鑑定していきましょう!

 

ネタバレ①:アクションバイブルを詰め込んだアクション

カレン・ギランミシェール・ヨー。共にMCU女優であり多数のアクション作品での輝かしい実績のある2人が暴れるアクション映画と聞けば、個人的にはワクテカ期待するなという方が無理な話。実際アクションシーンについては、これがびっくりするくらい面白いんですよね〜。テーマが殺し屋なので、もっと重い雰囲気かつ現実寄りな銃撃戦や近接線、いわゆる硬派なアクションをイメージしてたんですけど、むしろその逆。いずれのアクションシーンもとにかくアイデア勝負と言わんばかりにバリバリのエンタメ性に特化されていて楽しい画が連続します。殺し屋流のガンアクション×体術は『ジョン・ウィック』、ボーリングの玉から金の延べ棒まであらゆるアイテムを駆使したトリッキーな立ち回りはジャッキー・チェン、情け容赦ないバイオレンスアクションをポップなミュージックと悪趣味コメディで彩るのは『キングスマン』と、あらゆるアクションバイブルからの影響を感じずてニヤニヤが止まらないし、しかもそれら系統の異なるアクションがただの押し込み羅列になっておらず、絶妙にブレンド編集されて共生しているのが素晴らしかった。

中でもお気に入りなのが、中盤のカレン・ギラン演じるサムが両腕に麻酔薬(?)を打たれた直後のアクションシーケンス。両腕の機能が停止してブランブランの状態、使い物にならない両手にハンドガンと医療用メスを無理矢理固定して遠心力と勢いに任せながら闘う姿は、数あるハンディキャップバトルの中でもかなり歪な光景。相手の3バカトリオも満身創痍かつ笑気ガスでゲラってる状態なのでカオス極まりない立ち回りですが、同士討ちとアイテムの利用方法のバラエティ豊かさに加え、足癖の悪さが目立つヤンチャっぷりが刺激的でした〜。

Jing-Fu
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カレン・ギランはスタイル抜群で足が長いので、自然と足技アクションが映えます。

 

銃管理に厳しい規制の入る聖域のダイナー、図書館の本の中が型抜きされていて銃やナイフが入っているなど、『ジョン・ウィック』に明らかな影響を受けている、構築された殺し屋家業の裏の世界観はまあまあ奥が深くて興味深かった。ただストーリーは作り込みが何となく中途半端で、2時間尺であるものの各々語りきれておらず強引に貫いてしまった感があったのがもったいないかな〜。物語のキモとなるサムとエミリーの関係性も『レオン』のレオンとマチルダほどのドラマ性と没入感は感じられず。

Jing-Fu
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物語の詰めは少し「甘い」ですが、アクションシーンは「甘さ」控えめの超絶スパイシーって感じです。

 

ネタバレ②:殺る気マンマンのミシェール・ヨー

カレン・ギランを筆頭に、バックを固めるイケイケなオバ様たちの内の1人にミシェール・ヨーを選抜した監督、センスありすぎです。メンバーのカンフー枠として華麗な体術を期待していましたが、激しいパンチキックの立ち回りはほぼ全てカレン・ギランが担当。その代わりにミシェル姐さんは鎖を腕に巻き付けてアーム強化を図り、メリケンサック殴りや叩きつけ、絡め取りにサブミッションなど他の女優が持ち合わせないカンフー映画仕込みの見事な格闘術を披露してくれます。2丁拳銃をスローモーションでぶっ放して『男たちの挽歌』をやってくれるのも、彼女が担当しているからこそ香港映画勢は燃えるわけ。ミシェル姐さんってアクションも含めてかなりの数のハリウッド映画に出演してきているアクション女優の大御所なわけだけど、良心の呵責など全く気にせずに殺る気MAXの表情で男どもをガンガン殴って撃って殺していく、いわゆる『エクスペンダブルズ』アクションを見せた実績がほとんどない。脳筋アクション映画ファンが本気で歓喜する役所を本作で引き受けてくれた懐の大きさを噛み締め、彼女の『エクスペンダブルズ』アクションを堪能するだけでも元が取れます、本作。

Jing-Fu
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ちょっとした見せ場やクローズアップの多さも抜かりはなく、最後には目に受けた傷を隠す勲章として眼帯をかけた隻眼キャラになるのも痺れた〜。

 

■鑑定結果

Jing-Fu
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ドラマ部分は惜しいところがありますが、アクションシーンは個人的に刺さりまくりでした。カレン・ギラン演じるサムが日本好きなのか、「マシュマロ」とか書かれたコテコテのTシャツ等を身につけているのも笑えます。

 

鑑定結果:ダイヤモンド映画(☆7)

 

■最後に

それでは今回の鑑定はここまで。

またお会いしましょう!

 

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