
みなさんこんにちは! 管理人のJing-Fuです。
今回鑑定をするのは『アンチャーテッド』です。
ソニー発の大人気TVゲームシリーズである冒険活劇アクション『アンチャーテッド』の実写化作品です。
隠された秘宝を巡って世界中を冒険する原作の持ち味はそのままに、映画オリジナルのストーリー展開が描かれます。
主人公のネイト役にはMCUの『スパイダーマン』ことトム・ホランド、相棒のサリー役にはマーク・ウォールバーグとキャストも豪華!
そんな『アンチャーテッド』のネタバレを明かしながら、感想と考察を鑑定していきますね。
サプライズカメオ出演もあり!?
目次
■『アンチャーテッド』のあらすじと基本情報
まずは予告編をどうぞ☆
© 2022 Sony Pictures Digital Productions Inc. All rights reserved.
■あらすじ
自身をイギリスの探検家であったフランシス・ドレイクの子孫と名乗るネイサン・ドレイクことネイト(トム・ホランド)は、ニューヨークでバーテンダーとして働いていた。ある日、サリー(マーク・ウォールバーグ)と名乗るトレジャーハンターからバーテンの腕と客からアクセサリーをスる手捌きを見込まれたネイトは、50億ドルの財宝を探さないかとスカウトを受ける。最初は乗り気ではなかったネイトだが、幼い頃に別れて消息を立った兄のサムのことをサリーが知っていたため、トレジャーハンターになることを決意するのだが・・・。
© 2022 Sony Pictures Digital Productions Inc. All rights reserved.
■原題:Uncharted
■発掘国/制作年:アメリカ(2022)
■上映時間:116分
■キャッチコピー:地図にない場所から誰よりも早く50億ドルを奪い取れ
■監督:ルーベン・フライシャー
■主要キャスト
ネイト:トム・ホランド
サリー:マーク・ウォールバーグ
クロエ:ソフィア・アリ
ブラドッグ:タティ・ガブリエル
サンティアゴ・モンカーダ:アントニオ・バンデラス
■『アンチャーテッド』のネタバレ感想と考察
それでは鑑定していきましょう!
ネタバレ①:実写化大成功!
「『インディ・ジョーンズ』のように敵と戦いながら秘境のお宝を目指して冒険する映画のようなゲームが、『クラッシュ・バンディクー』のノーティドッグから発売されてる」と聞きつけたのが高校時代。当時家に帰ったら映画を観るかゲームをやるかしか娯楽がなかった環境だった管理人がこの話を聞き流すわけもなく、チャリンコで下校中に通学路のゲオで手に入れたのが『アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝』でした。当時はなけなしのお小遣いでPS3を買ったばかりでソフト情報にも乏しく、『エル・ドラドの秘宝』発売から既に3年くらい経ってたけど、ドストライクでしたね〜、このゲーム。活力だけはある高校時代だったので友人らと毎日のようにマルチプレイをやるのも当たり前なほどで、ほんとカスカスになるまでやりましたよ笑 こうして『アンチャーテッド』シリーズは管理人の青春〜現在までを形成したゲームの一つとなりまして・・・。
とまあ前置きはさておき、要するに僕はゴリゴリのアンチャファンと言うことです。当然実写化のニュースを聞いた時には実写化特有である一抹の不安を抱いていましたが、本作のデキは口うるさい原作ファンでも許容の範囲内なんじゃないでしょうか。少なくとも管理人は予想以上にエキサイトできましたよ。確かにストーリー進行やキャラクター相関図などの設定は結構異なりますが、後述するアクションスタイルや日誌(手帳)を使用した謎解きなど基本は忠実に、原作の魅力とリスペクトは常駐させつつ映画オリジナルの奇想天外さを纏って、いちエンタメ冒険活劇作品としても手堅い面白さです。アンジーの『トゥームレイダー』もニコラス・ケイジの『ナショナル・トレジャー』も全くハマらなかった身にとっては、本作は『インディ・ジョーンズ』に代わって(『ハムナプトラ』は系統がちょっと違うかな)次世代の冒険活劇として通用するポテンシャルを持っていることを実感したので、トム・ホランドの次期代表シリーズも兼ねて是非シリーズやユニバース化で拡張に努めてもらいたい!

もともと「プレイする映画」というスローガンを抱えたリアルテイストゲームだっただけに、変に粗も出ず実写化との相性も良かったんじゃないかな〜。
ネタバレ②:恋よりも冒険!
ドレイク兄弟の関わりやオークション会場での盗み、海賊船のお宝は最終作の『海賊王と最後の秘宝』、主人公のネイトとサリーの出会いを描く点では『砂漠に眠るアトランティス』と、シリーズ後半の話がベースとなっているのは意外でしたね。クロエが登場するのはいいとして、なんとエレナが全く顔出しをしないことには驚きました。じゃあ原作ではネイトの2人目の彼女となるクロエとネイトの恋愛が描かれるのかと言われればそうでもなく、はっきり言って本作にはヒーローとヒロインのラブロマンス要素がない。ネイトとエレナの恋仲を織り込んできたのが常であった原作シリーズからするとかなり異色の展開じゃないですか。この手のジャンルとしても定番を崩した型破りな設定ですが、恋愛要素はないものの、ネイトとサリーの信頼関係が構築されていくバディ要素、敵味方内での裏切りや出し抜き合いなどのコンゲーム要素といった原作でもお馴染みだった側面が強化されていることもあってこれはこれでアリ! でもコンゲームとはいえ原作でお決まり事であった「お宝にまつわる呪いや怪物」といった要素はリストラされていたのでちょっと残念。
キャスティングも概ね問題はなかった。主人公のネイトって常に陽気な皮肉屋としてキャラが立ってたわけだけど、童顔のトムホだとちょっとワイルドさが足りないかな? まあ本作のネイトは若くてトレジャーハンターの駆け出しという状態であるし、ノリが軽めのキャラはよく似合っていた。何より本作のために実際にホテルのバーで猛練習したというバーテンダー裁きには目を見張ります。原作のネイトはそんなことしないしそんな繊細さもないけど、きっと世界中の女子を虜にするトムホという人物自体を意識した萌えポイントなんでしょうね。あと本作のラスボスかと思ってたサンティアゴ・モンカーダが中盤であっさりと死んだのは予想外。雇ってたブラドッグに下剋上されたってのがこれまた原作らしい展開だけど、せっかく往年のアクションスターの1人であるアントニオ・バンデラスが起用されてたので、トムホと激しい殴り合い、はたまた海賊の剣で『マスク・オブ・ゾロ』ばりにチャンバラするのも観てみたかったりしたなぁ。
ちなみに飛行機が墜落してネイトとクロエがたどり着いた浜辺で「飛行機から落ちた!? ああ、俺も経験あるよ」と話しかけてきたホテルの客の男役として、ノーラン・ノースがカメオ出演してるのは予想してなかった! なんとこの人、原作でネイトの声をずーっと担当してきたネイトさんご本人なんですよね。髪型までネイトに寄せてくるあたり、ファンサービス精神旺盛なのが心憎いですな笑

クロエを演じたソフィア・アリ、ちょっと土屋太鳳ちゃん入ってる? 気のせい?
ネタバレ③:スパイダーマンとの相性が良いアクション!?
アクション面でも申し分なく原作の色を再現できていたと思います。原作のウリであった軽快な身のこなしで群がる敵達と拳を交えたり、道なき道を飛んで走って登っていくロッククライミング×パルクールのアクションは、MCUの『スパイダーマン』シリーズでスパイディーを演じてきたトムホとの相性が抜群だったみたい。むしろネイトではなくスパイディーにしか見えないと錯覚させるほどだ笑 スルスルとエネルギッシュに動き回るトムホネイトはアクション中に明らかにジャッキー・チェンを意識したようなコミカル演技を取り入れていたりと、細かい部分まで体を張っていたので純粋にカッコよかったです。
原作における最大のアクションの見せ場なのが、現実離れしたド派手なスタントアクション。本作では『砂漠に眠るアトランティス』で全世界のゲームファンを唖然とさせた飛行中の貨物機から放出された貨物にネイトがしがみつくハイライトが再現されてて、映画館の大画面によくマッチする迫力ある演出と浮遊感の錯覚が素晴らしかったですね。落下中に勢いよく貨物にしがみつくシーケンスがカメラワークも含めてそのまま原作の映像を観ているような感じで再現度はかなり高め。ラストも貨物ヘリで空輸される海賊船の上で敵と戦うという、なんともキテレツかつケレン味たっぷりのバトルシーンがいかにもアンチャっぽいですが、ここもよくよく考えると、ネイトがヘリで空輸される黄金像にしがみ付いて吊るされていた『エル・ドラドの秘宝』へのオマージュなんでしょうね。

次回作では是非銃撃戦とステルスキルアクションも入れ込んでほしい!
■鑑定結果

エンドロール後には当然のように死んでいなかったサムの存在が明らかになったり、『エル・ドラドの秘宝』の悪役のローマン(スネイプ先生の声のオッサン)という名前が出てきたりと、今後も物語がどんどん広がっていきそうな締め方をしていたので期待大です☆
■最後に
トム・ホランドの作品はコチラ☆
それでは今回の鑑定はここまで。
またお会いしましょう!
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