【ネタバレ/感想】映画『マリグナント 狂暴な悪夢』の鑑定【ラストは? アクションは?】

ホラー
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Jing-Fu
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みなさんこんにちは! 管理人のJing-Fuです。

今回鑑定をするのは『マリグナント 狂暴な悪夢』です。

『ソウ』シリーズや『死霊館』ユニバースなどで、現代ハリウッドのホラー業界を支える1人のジェームズ・ワン監督のホラー最新作。

悪夢と謎をテーマに、ワン監督らしいショッキングな種明かしに襲われます。

そんな『マリグナント 狂暴な悪夢』のネタバレを明かしながら、感想と考察を鑑定していきますね。

ホラー以上にアクションシーンが衝撃的!?

 

■『マリグナント 狂暴な悪夢』のあらすじと基本情報

まずは予告編をどうぞ☆

映画「マリグナント 狂暴な悪夢」最終予告  2021年11月12日(金)公開

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■あらすじ

妊婦のマディソン(アナベル・ウォーリス)は、夫のデレク(ジェイク・アベル)からDVを受けて苦しんでいた。ある日マディソンはデレクにどつかれて壁に頭を強く打ちつけ、その結果後頭部から出血をしてしまう。耐えられなくなったマディソンは泣きながら1人寝室に篭って眠りに落ちる。その日の夜、大きな物音で目覚めたマディソンが1階に降りると、リビングで寝ていたデレクが謎の黒い影によって殺されており・・・。

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■原題:Malignant

■発掘国/制作年:アメリカ(2021)

■上映時間:111分

■キャッチコピー:ヤツは一番近くにいる

■監督:ジェームズ・ワン

■主要キャスト

マディソン:アナベル・ウォーリス

シドニー:マディー・ハッソン

ケコア・ショウ刑事:ジョージ・ヤング

レジーナ:ミコレ・ブリアナ・ホワイト

ウィーバー博士:ジャクリーン・マッケンジー

デレク:ジェイク・アベル

 

■『マリグナント 狂暴な悪夢』のネタバレ感想と考察

①パンチの効いたサスペンス・ホラー

②実はアクションが凄い!

それでは鑑定していきましょう!

 

ネタバレ①:パンチの効いたサスペンス・ホラー

忍び寄る黒い影の正体は実は・・・。

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あんまりマークしていなかった作品でしたけど、監督がジェームズ・ワンと聞いて期待値が上がり、早速映画館に突入してきました。『ソウ』シリーズから始まって、『死霊館』ユニバースも拡張させているワン監督のホラー新作であれば、何かしらでゾッとするのはお堅いでしょうし。

主人公のマディソンの周囲で突如発生する、謎の連続殺人事件。マディソンが現場におらず、実際に観ているはずがないのに、何故か殺人の一部始終を観てしまうという不思議な感覚。夢なのか現実なのか分からないカオス。殺人を犯しているのが、マディソンの幼少期の空想上の友達であったガブリエルなる人物であることが導き出されるが、あくまでも空想の人物、この世に実態があるわけがない。じゃあガブリエルとは誰なのか。幽霊なのか、殺人鬼なのか、はたまたマディソンの二重人格なのか。そもそも存在するのか。なんで実体化したのか・・・。中盤までは殺人の意図と全貌が分かず、観客に対しても説明をほっぽり出したサスペンス色が強く、ガブリエルの存在が浮上してコトの真相が明らかになり始めていく後半からホラーの勢いが強まる。

種明かしはマジで常軌を逸していて必見。マディソンの空想の存在かと思われていたガブリエルは、実はこの世に存在していたのだ。なんとガブリエルはマディソンの「寄生性双生児」で、幼いマディソンの背中にガブリエルの『血を吸う粘土』みたいな醜い顔と手が生えている状態だったんですね。生まれながらに狂暴だったなガブリエルは「悪性腫瘍」として切除されるも、取り除ききれなかった部分はマディソンの頭の中に無理矢理押し込まれ、マディソンは生き残ってガブリエルは医者のパワープレイで封印された。・・・のに、成人マディソンがアホ夫のデレクからDVを受けて頭に衝撃を受けた事がトリガーとなってガブリエルが目覚てしまったというわけ。怖え〜。つまりマディソンとガブリエルはクィレル先生とヴォルデモートの関係だったのだ!! マディソンの意識がない時に後頭部のガブリエルが目覚め、体が逆向きの状態で、マディソンの意識を乗っ取って暴れ回っていたという予想の斜め上を行きすぎたオチ。しかもヴォルデモートよりも100倍キモい。そりゃそうだ。なんせ、ガブリエルはマディソンの後頭部の中に潜んでいるからね。両手でメリメリッと後頭部を縦に裂いて、歪んだ醜い肉顔が露わになる一連の描写は目を背けたくなるほど、生理的なエグさと満を辞したパンチ力が絶大だ。

Jing-Fu
Jing-Fu

劇中でも『グーニーズ』のスロースかよ、とツッコまれてます笑

 

これは読めなかったな〜。マディソンがガブリエルの殺人現場を目撃しているシーンも、それっぽい映像効果で超常現象的なことかと思っていたけど、あれは単にマディソンとガブリエルが脳を共有していたからヴィジョンが一緒だったわけで、サイキックかと思わせておいて物凄くフィジカル的な問題だった。考えれてみれば冒頭から何個も何個も伏線が張ってあったわけで、例えば「被害者の遺体に残っている被疑者の手型が逆向き」なのはガブリエルがマディソンの背面に存在していたからで、「殺人の夢を見たあとは後頭部から毎度出血していた」のはガブリエルが後頭部を割って目覚めていからだし、「過去3回の流産」はガヴリエルが胎児の栄養を吸収していたから。説明不足な状態から全ての謎を次第に結びつけていき、いざ真実を解放させるカタルシスはかなり独特の味わいで、流石は技巧派ワン監督の手腕と言ったところでしょう。

Jing-Fu
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「ヤツは一番近くにいる」というキャッチコピーの通り、灯台下暗しのオチはワン監督の初期作『ソウ』のラストに通づるものがありますよね。

 

ネタバレ②:実はアクションが凄い!

確かに後ろ向きだ・・・

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中盤〜終盤、ガブリエルの正体が明らかになり始める頃から、意外や意外、おぞましいホラーと並行してアクションの要素も強まってくるのが思いがけない収穫だった。具体的に言うとケコア刑事とガブリエルのパルクール鬼ごっこと、ガブリエルによる警察署内での大立ち回りなんだけど、気を抜いているとジャンルを間違えそうなほど、凄まじい迫力になってます。特にガブリエルのターンになる無双シーンに目を見張り、警察署内で無関係な警察たちを大量虐殺していくという道徳のカケラもない凄惨なシーンながらも、ガブリエル中心に全方位から舐め回すように追いかける長回しのカメラワークが想像以上にスタイリッシュ。まるで『キングスマン』を彷彿とさせる現代的なアクション演出だったけど、よく考えればワン監督はホラー以外でも『ワイルド・スピード SKY MISSION』でアクションへの心掛けもあるだろうし、何よりDCの『アクアマン』冒頭で、ニコール・キッドマンに本作のそれと同じ立ち回りを披露させて観客の度肝を抜いていた前例があるので、殺陣のクオリティがお墨付きなのは当然ですよね。

あとはガブリエルというキャラクター設定もアクションに活きているのが素晴らしかった。ガブリエルの顔はマディソンの後頭部にあるわけで、つまり普通の人間とは逆向きに行動する事になる。体中の関節が逆を向いている状態で、クネクネと奇怪な動きをしながらアクロバティックに相手を圧倒する様子が絶妙に気持ち悪いだけでなく、通常の人間では絶対にありえないような予測不可能な戦闘スタイルになっているため、目の肥えた格闘アクションファンにもかなり斬新に響く。かなりテクニカルな手捌きを見せたり、壁や天井にも張り付き放題なので可動域は無限大。おまけに本作はR18指定ということもあり、ガブリエルのターン中は人体破壊のグロ描写も出し惜しみがなく、腕や足の欠損から骨が飛び出るオーバーサブミッションまで、心ゆくまでダークな爽快感を堪能できる。この殺陣を言い換えるなら、まさに「グロをポップさと遊び心で着飾らせない『キングスマン』とでも言うべきですかね。スタイリッシュなアクション演出と特異なキャラクター個性の相乗効果が為せる、他に類を観ないトリッキーな殺陣アクションはファンであれば一見の価値アリでした。

Jing-Fu
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逆ボディでの立ち回り、アクションファンとしてはどうやって撮影したのか気になりますね・・・。

 

■鑑定結果

Jing-Fu
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サスペンスとホラーだけでなくアクションまでもが独創的に光る、まさかまさかの掘り出しモノでした。

 

鑑定結果:ダイヤモンド映画(☆7)

 

■映画『マリグナント 狂暴な悪夢』はどんな人におすすめ?

 

ジェームズ・ワン監督のホラー作品を観たい人

・斬新な立ち回りアクションを観たい人

 

■最後に

それでは今回の鑑定はここまで。

またお会いしましょう!

 

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