みなさんこんにちは! 管理人のJing-Fuです。
ハリウッドの人気アクションシリーズの『G.I.ジョー』。
作中に登場する人気キャラクターのスネークアイズにフォーカスを向けたスピンオフ作品の『G.I.ジョー: 漆黒のスネークアイズ』がいよいよ日本でも公開されますね!
同作には格闘アクションスターのイコ・ウワイスがハードマスター役で出演しています。
インドネシア出身のアクションスターとして国際的な活躍を続けるイコ・ウワイスですが、彼のシラット・アクションスタイルとは?
おすすめ映画は?
実は『スターウォーズ』シリーズにも出演している?
今回は管理人が大ファンということもあり、イコ・ウワイスのプロフィールや過去出演作について、その溢れる魅力をたっぷりと鑑定していきます!
目次
■イコ・ウワイスのプロフィール
出典: www.instagram.com
【名前】
イコ・ウワイス
Iko Uwais
コルニー・ウワイス(出生名)
【生年月日】1983年2月12日 38歳(2021年時点)
【出身】インドネシア
【身長】165cm
【体重】65kg
【言語】インドネシア語、英語
【職業】俳優、スタントマン、武術指導、武術家
【アクションスキル】シラット
【経歴】
・1983年2月12日、インドネシアのジャカルタで生まれる。
・5歳の頃から、インドネシアの伝統武術であるプンチャック・シラットを学び始める。ちなみにイコの祖父はシラットの達人で、シラットの武館を設立もしている。
・2007年、イギリス出身の映画監督であるギャレス・エヴァンス監督がインドネシア内で撮影していたシラットをはじめとするインドネシア文化のドキュメンタリーに参加。その高い武術スキルとカリスマ性に一目惚れしたギャレス監督にスカウトされたイコは、務めていた電話会社のオペレーターを辞めて正式に映画業界に踏み込む。ちなみに、ヤヤン・ルヒアンも同じタイミングでギャレス監督にスカウトされていた。
・2009年、『ザ・タイガーキッド 〜旅立ちの鉄拳〜』にて映画主演デビュー。物珍しいシラットによるアクションが一部の映画ファンの間で話題になる。
・2011年、ギャレス監督が構想を練りながらも製作資金の足りない『Berandal』の予算を稼ぐために製作した『ザ・レイド』に主演。アクションコレオグラファーとして劇中のアクション振り付けも兼任。本作は格闘アクション界隈に衝撃を与え、国際的な大ヒットと共に一気に名が知れ渡る。
・2012年、インドネシアの歌手であるAudy Itemさんと結婚。
・2013年、キアヌ・リーブス監督、タイガー・チェン主演の『ファイティング・タイガー』で早くもハリウッドデビュー。
・2014年、『ザ・レイド』続編の『ザ・レイド GOKUDO』に主演。
・2015年、『スターウォーズ フォースの覚醒』にゲスト出演。自身の登場シーンの武術指導も兼任した。
・2019年、トニー・ジャーやスコット・アドキンスなどといったアクションスターたちと初共演を果たしたオールスター映画の『トリプル・スレット』に出演。同年、Netflixオリジナル作品の『五行の刺客』でテレビドラマ主演デビュー。
・2021年、『G.I.ジョー』シリーズのスピンオフ作品である『G.I.ジョー: 漆黒のスネークアイズ』に出演。『るろうに剣心』シリーズのアクション監督である谷垣健治氏と初のタッグを組む。
・イコ・ウワイスの家族は?
出典: www.instagram.com
前述した通り、イコは2012年にAudy Itemさんと入籍しています。
Audy Itemさんはインドネシア国内でもかなり有名な歌手として活躍していたみたいですね。
その後は2人の娘さんにも恵まれ、現在は家族4人で暮らしているみたいです。
・イコ・ウワイスのアクションスタイルは?
(C)2013 Universal Studios, Village Roadshow Pictures Asia, China Film Co. Ltd, Wanda Media Co Ltd. All Rights Reserved.
イコはインドネシアの伝統的な武術、プンチャック・シラットの使い手であり、史上初の本格的なシラット・アクションスターとして鮮烈なデビューを果たしました。
同じ東南アジア出身で、ムエタイアクションスターとして降臨したトニー・ジャーの再来とも言うべき登場で世界を圧巻しました。
俳優としてのキャリアが僅かながら、デビューから4年でハリウッド映画に呼ばれているスピード感からも、いかに彼の放つアクションインパクトが世界で注目されているかを物語っていますよね。
イコの最も特徴的なアクションは、流れるような美しさで相手を圧倒する手数の多い近接格闘術です。
シラットは元々インドネシア発祥の演舞としての武術だったこともあり、その根幹が流麗な手の動きに活きているんでしょうね。
トニー・ジャーのような印象的な決め技や立体的な動きの大技はありませんが、とにかく手数の多さが他のアクションスターとは桁違いで、相手の体に真正面から叩き込んでいくラッシュは圧巻の迫力。
小刻みで流麗なイコの手捌きはナイフとの相性が抜群に良く、相手を瞬時に切り刻むゴア描写が強めの立ち回りも印象的だったりもします。
また、彼はアクション俳優としてだけでなく武術指導としての能力にも長けており、映画の陰陽で活躍することができるマルチな才能もセールスポイントになっています。
出演作でファイトコレオグラファー(格闘シーンの振り付け)を兼任することも少なくはなく、『ザ・レイド』シリーズや『ヘッドショット』はもちろん、なんとJ・J・エイブラムス監督に見染められてカメオ出演した『スター・ウォーズ フォースの覚醒』では、出演だけでなく「Additional fight choreography for freighter sequence(貨物船シーンの追加アクションコレオグラファー)」としてもヤヤン・ルヒアンと共にクレジットされています。
どうせなら、イコが振り付けするライトセイバーの立ち回りも見てみたかったな〜。
■イコ・ウワイスの出演作
作品ごとの鑑定記事は随時更新予定!
☆・・・主演
■『ザ・タイガーキッド 〜旅立ちの鉄拳〜』(2009)☆
■『ザ・レイド』(2011)☆
■『ファイティング・タイガー』(2013)
■『ザ・レイド GOKUDO』(2014)☆
■『スター・ウォーズ フォースの覚醒』(2015)
■『ヘッドショット』(2016)☆
■『スカイライン -奪還-』(2017)
■『マイル22』(2018)
■『シャドー・オブ・ナイト』(2018)
■『STUBER/ストゥーバー』(2019)
■『トリプル・スレット』(2019)☆
■『五行の刺客』(2019)☆ ※TVドラマ
■『G.I.ジョー: 漆黒のスネークアイズ』(2021)
■イコ・ウワイスのおすすめ映画
・イコ・ウワイスのシラットアクションをとにかく堪能したいなら
■『ザ・レイド』
■『スカイライン -奪還-』
自身の出世作であり代表作ともなったことが頷けるほど、『ザ・レイド』ではイコのシラットアクションに純粋なフォーカスが向けられており、彼の作品の入門作品としてはうってつけです。
また、主要キャストとして本格的なハリウッドデビューを果たした『スカイライン -奪還-』では、ハリウッドのアクションスターであるフランク・グリロとの対決や、宇宙人相手にシラットを叩き込む見せ場があり、彼のアクションを手堅く堪能できます。
・イコ・ウワイスの演技力を堪能したいなら、
■『ザ・レイド GOKUDO』
■『ヘッドショット』
『ザ・レイド』の続編である『ザ・レイド GOKUDO』ではアクションと並んでドラマ部分も強化されており、イコの演技力もそれに劣らず洗練されています。
『ヘッドショット』では記憶喪失となった主人公を演じており、断片的な記憶の再起に苦しんだり女性との恋仲を見せたりする難しい役柄を、彼の役者としてのキャリアの中ではトップレベルの硬派な演技で魅せています。
・イコ・ウワイスのトリッキーな役柄を観たいなら、
■『ナイト・オブ・シャドー』
■『STUBER/ストゥーバー』
いずれの作品でもイコは悪役を演じています。
冷酷かつ野心的な悪役を演じた『ナイト・オブ・シャドー』、金髪で高らかに笑う麻薬組織の一員を演じた『STUBER/ストゥーバー』。どちらも主演作品とはまた異なるイコの一面を観ることができます。
・管理人イチ押し作品は、
■『ザ・レイド GOKUDO』
前作を凌ぐアクション量と質、そして幅広いアクションジャンルの盛り込み。さらにドンパチな格闘アクションジャンルには不向きと思われる、情緒溢れる長尺な物語と趣が深い演出と画面構図が見事なまでにマッチした傑作です。
アクションと演技、俳優イコ・ウワイスのポテンシャルが最高峰に発揮された、彼を語る上では外せない逸品になってます。
■イコ・ウワイスの今後の待機作、噂の新作は?
1.Netflixの主演ドラマの続きが映画化?
■『Wu Assassins Fistful of Vengeance』
2019年にNetflixオリジナル作品として配信されたテレビドラマの『五行の刺客』。
イコは主役のカイ・ジンを演じており、古代の僧侶の力を得たシェフの青年が世界を股にかける戦いに巻き込まれるというファンタジー・アクション作品です。
ドラマの評価が好評だったため、Netflixは『Wu Assassins Fistful of Vengeance』というタイトルで映画プロジェクトを始動させています。
ドラマの続きを描くのではなく、ドラマを補填する話になると報道されていますが、イコは引き続きカイ・ジン役でプロジェクトに参加したみたいですね。
撮影自体は21年の初頭にタイ国内で行われたらしく、現在ポストプロダクション中なんでしょうかね。
2.インドネシアのヒーロー映画に出演?
■『The Blind of the Ghost Cave: Angel’s Eyes』
インドネシアの映画界では現在、1960年代からインドネシア国内で発行されているヒーローコミックの実写映画化していく「Bumilangit Cinematic Universe」なるユニバース計画が構想されていて、その第1弾として『グンダラ ライズ・オブ・ヒーロー』が2019年に日本でも公開されています。
インドネシア版、マーベルのMCUみたいなもんらしいです。
その第2弾として製作予定の『The Blind of the Ghost Cave: Angel’s Eyes』に、イコの参加が報じられています。
詳しいプロットはまだ明らかになっていないみたいですが、『KILLERS/キラーズ』や『悪魔に呼ばれる前に』と言ったサスペンスやホラー作品、そして『ヘッドショット』や『シャドー・オブ・ナイト』でイコとも仕事をしているティモ・ジャヤントが監督を務める予定。
原作では、幻の洞窟からやってきた盲目のヒーロー、バルダ・マンドラワタの活躍が描かれているらしいですが、1970年代に一度インドネシア国内で実写映画化もされているんだとか。
この作品、どうやら世界的なコロナパンデミックの影響をもろに受けたらしく、2019年末に撮影予定だったのが無期限延期になってしまっているようです。
3.ニューヨークを舞台にしたアクションスリラー作品に主演?
■『Chinatown Express』
香港のStarlight Culture Entertainmentと中国のErdong Picturesによって製作予定が報じられている作品。
2019年の第22回上海国際映画祭にて、イコがこの作品で主演とプロデューサーを務めることが発表され、イコ自身もインスタで製作決定の投稿をしていました。
プロットも明らかになっており、ニューヨークを舞台に息子が行方不明になってしまい、家族を守るためにギャングの裏社会を進んでいかなければならない主人公をイコが演じるアクションスリラー作品です。
アジア資本のアメリカが舞台の作品で、どのようなイコの活躍が描かれるか気になりますね〜☆
4.シルヴェスター・スタローンの製作会社作品に参加?
■『The Bellhop』
ハリウッド・アクション界のドンであるシルヴェスター・スタローン。
彼は様々なアクション映画を世に生み出していくために設立した製作会社のバルボア・プロダクションを2018年に設立し、自身が主演するダークヒーロー映画の『Samaritan』を封切りに(撮影済み)、韓国のマ・ドンソクが主演した『悪人伝』のハリウッドリメイクなども噂されています。
そんなバルボア・プロダクションの今後の製作予定の中に『The Bellhop』というタイトルがあり、この作品にイコの出演が予定されているみたいです。
プロットは一切明らかになっていませんが、タイトルの「ベルボーイ」はホテルの職員を意味する単語なので、イコが演じるホテルの従業員が何かの騒動に巻き込まれる、といったところでしょうか。
■まとめ
(C)2020 Paramount Pictures. All Rights Reserved. Hasbro, G.I. Joe and all related characters are trademarks of Hasbro. (C) 2020 Hasbro. All Rights Reserved.
いかがでしたか?
今回はアクションスターのイコ・ウワイスについて鑑定してみました!
シラットの使い手としての確固たる素質を見出され、なんと電話会社のオペレーターから世界的に注目される俳優に上り詰めたイコ。
アクションスターとしても俳優としても、そして武術指導など裏方でも通ずるマルチな才能と、何より世界的なアクションスターの後継者不足が懸念される中でずば抜けた若さも武器となり、今後も国際的な活躍を続けていくことでしょう。
とりあえずは、今週公開予定の『G.I.ジョー: 漆黒のスネークアイズ』が楽しみですね!
管理人もいちファンとして、微力ながら応援を続けます!
イコと同じく東南アジア出身のアクションスターであるトニー・ジャーについても紹介してますので、併せてどうぞ☆
それでは今回の鑑定はここまで。
またお会いしましょう!
よろしければシェアをしていただけると幸いです!↓↓
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