みなさんこんにちは! 管理人のJing-Fuです。
今回鑑定をするのは『ムーラン』です。
ディズニープリンセス作品の人気作が実写化されるとあって大いに注目されていた本作ですが、世界的なコロナ禍によってまさかの劇場公開断念へ、、、。
日本においてはようやく、これといった宣伝もされずに人知れずブルーレイが発売されました。
もちろん早々に購入、うずうずしながら本編を観終えたので、早速鑑定していきましょう!
目次
■作品情報
・基本情報
(C)2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
■原題:Mulan
■発掘国/制作年:アメリカ(2020)
■キャッチコピー
・監督、キャスト
■監督:ニキ・カーロ
■主要キャスト
ムーラン:リウ・イーフェイ
タン司令官:ドニー・イェン
シェンニャン(魔女):コン・リー
ポーリー・カーン:ジェイソン・スコット・リー
ズー:ツィ・マー
ホンフイ:ヨソン・アン
皇帝:ジェット・リー
・あらすじ
ファ家の長女であるムーラン(リウ・イーフェイ)は幼いころから強い「気」を使うことができ、その卓越した運動神経とおてんばな性格が女性らしくないと周囲から冷ややかな視線を送られていた。父親のズー(ツィ・マー)もそんな彼女の性格を心配しており、強い「気」を隠してしとやかな女性として生きるようにムーランに命じる。
数年後、中国北西部に位置するシルクロード要塞都市に、ポーリー・カーン(ジェイソン・スコット・リー)率いる柔然族の軍団が攻め込む。ポーリー・カーンと手を結んだ魔女のシェンニャン(コン・リー)の暗躍もあり、都市はあっという間に攻め落とされてしまう。柔然軍に対抗するため、中国皇帝(ジェット・リー)は国中の各家から1人の男を戦士として徴兵し、最強の軍隊を作ることを命じる。
成人へと成長したムーランが、そのおてんばな性格が災いしてお見合いの準備に失敗したのと同時に、彼女の村にも皇帝の使者が派遣され、各家からの徴兵を告げる。しかしファ家には息子がおらず、足の悪いズーでは徴兵に応じることなど不可能であった。
その夜、ムーランは父親の代わりに自分が兵士になることを決意する。父親の装備を身に着け、自らが女であることを隠して男となったムーランは静かに村を発つのだが、、、。
■ざくっと感想
本作の鑑定結果は、、、
今現在公開されている中では唯一のアジア人ディズニープリンセスである『ムーラン』。中国を舞台に繰り広げられる1人の女性の勇ましい戦いを描いた名作が実写化されることになり、公開前から注目を集めていたのが本作だ。
主人公のムーラン役には、日本でも歌手活動を行っていた時期もあり、ジャッキー×ジェット・リーの『ドラゴンキングダム』で注目されたリウ・イーフェイが抜粋されてる。さらにムーランの上司にあたるタン司令官役にドニー・イェン!!そして中国皇帝役には、なんとジェット・リー!!!2大カンフースターの3度目となる共演が、まさかのディズニー作品で18年ぶりに実現したのだ。こりゃたまらねえ。管理人のようなカンフーフリークにはご褒美とも言えるナイスキャスティング!他にも魔女役にコン・リー、大ボスのポーリー・カーン役にジェイソン・スコット・リーなど、アジア人を代表するスターたちが召集されていて非常に豪華なメンツになっていました。
しかし製作遅延による2年の公開延期、主演のリウ・イーフェイのある発言が社会的問題となって物議を醸すなどの紆余曲折があり、満を持して2020年4月に公開を控えた直前で新型コロナウィルスの世界的大流行という痛恨の一撃。日本を始め、世界各国で劇場公開が断念されてしまい、最も有力視されていたマーケットの中国では劇場公開されるも、興行成績で大爆死を遂げてしまうという、完成と公開に至るまでがもう何から何まで不憫な作品なのだ。
そしていざ本編を観てみましたが、基本はアニメ版に忠実な流れではあるものの、ところどころに新解釈とする改変が加えられていた。アニメ版の魅力的なキャラクターの多くがリストラされて新規に創造されたキャラクターたちが多数を占めるが、魅力不足なのが正直な話。アクションシーンは派手で良かったものの、何よりファンタジー要素が大きく削がれ、ミュージカル調のストーリーではないことが「ディズニーらしさ」を感じない仕上がりとなっており、キャスティングの面から大いに期待をしていただけあってちょっと残念だったなあ。
以下、ネタバレありの感想と考察になります。
作品を未見の方は鑑賞後の閲覧をおすすめします!
■感想と考察
・アニメ版との違い
リウ・イーフェイが強く凛としたムーランを好演している。かわいい。
(C)2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
『美女と野獣』、『アラジン』など近年実写化されたディズニープリンセス作品の中では特にアニメ版との違いが目立つのが本作。もちろんストーリーの骨組みはアニメ版に忠実ながらも、もともと付いていた多くの肉が削ぎ落され、新解釈として新たな肉付けがされているのが何よりの特徴だ。しかしながら実写化として生まれ変わった『ムーラン』は、原作の魅力をいくつも損なう残念な結果となってしまっている。総括してダメだと感じたのは、ディズニー映画らしさの薄れだ。本作の公開前に「クロサワ映画のようなアプローチを目指した」とプロデューサーが語っている記事を見かけたんだけど、なぜこの作品でクロサワ映画を目指したのだろう。確かに堅実なドラマチックアクションの雰囲気が出ているが、反面本来の魅力が損なわれていることは否めない。ディズニー映画であるのならばディズニーが得意とすること、他にはできない武器を最大限に伸ばせばいいんじゃないだろうか。別にこんなどころでクロサワ映画を意識して、無駄にディズニーらしい景観を損なうことなんてないのになぁ。何がアニメ版と違い、ディズニーらしさが薄れているのか、以下感想を挙げていきますね。
・ミュージカル要素の排除
ディズニープリンセス作品としてこれは致命傷。前述の通りドラマチックな仕上がりを目指すにあたってミュージカル劇を排除したものと思われる。ダメだよそれは。ディズニーらしさの欠如として最も大きい要因なのは一目瞭然だ。ムーランが自分らしく生きることを強く表現する名曲「リフレクション」は是が非でも聞きたかったのに。一応、劇中でBGMとして「リフレクション」が流れていたり、エンドロールではアニメ版でも同曲を歌っていたクリスティーナ・アギレラが再録した「リフレクション」が流れているものの、ミュージカルとして堪能したかったのであんまりフォローにはなっていない。
そう、ドニーさんが劇中で歌と踊りを披露し、ミュージカルデビューができていたかもしれないと思うと、非ミュージカル作品になってしまった本作はなんと嘆かわしいことか!アニメ版では修行シーンでリー・シャンが歌っていた「闘志を燃やせ」は、タン司令官が歌うことができたはず。ひょっとすれば、ドニーさんとリンチェイのデュエットなんてのも実現させることができたかもしれないのに、、、。
・ムーシューとクリキーのリストラ
これもいただけない残念ポイント。ディズニー作品の定番とも言うべきマスコットキャラを担った2匹も、ドラマチックを目指した結果リストラされてしまったんだろう。
エディ・マーフィーが声をあてて饒舌さが魅力的だったドラゴンのムーシューがいないことにより、ムーランが考えや悩みを自問自答をせざるをえなくなり、会話という概念に華がなくなってしまった。そんなムーシューの代役として、ムーランの守護神の「不死鳥」なるキャラが参戦している。が、あくまでもムーランを見守っているだけの存在であり、喋ることもなくたまにすることと言えばムーランをナビタイムするくらい。他には本当に何もせずにたた飛び回っているだけなので、別にいなくても良かったのでは?と思ってしまうくらいのTHE☆蛇足である。
そして幸運をもたらすコオロギとしてムーランのお供になるクリキーの不在。ムーランの活躍を陰ながら支えていた「お守り」というちょっぴり神秘的な役柄がいかにもアジアならではというか、他にはない独創的なマスコットだったのに、クリキーがいないとムーランのスリリングな行動の裏付けが弱くなって楽しみがない。
この2匹の不在は想像以上に痛手となっているが、何が最も罪深いかって、アニメ版ならびにディズニーらしさの代名詞「ファンタジー要素」がごっそり損なわれてしまっていることだ。その緩和のために魔女という新しいキャラクターを設定したのかもしれないが、ファミリー層の誰もが親しみを抱けるマスコットキャラのリストラの補助には至らず。
ムーシューに限っては、一時期実写化作品である本作で『セントラル・インテリジェンス』や『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル』などの人気俳優ケヴィン・ハートが声を担当するという噂が流れていたが、結局は実現しなかった。もし本作にムーシューが登場していれば、日本語吹替はアニメ版と同じく山寺宏一 氏が担当していたことだろう。『アラジン』のジーニー役も山寺氏で、彼の歌う『フレンド・ライク・ミー』も大いに注目を集めていたので、ムーシューのテーマソングがないとはいえ日本公開時には効果的なセールスポイントになってウッキウキになれたろうに。
・ムーランが女性である必要なし
色んな意味で不遇な魔女。鷹を模倣した爪と飾りはセンス良し。
(C)2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
これは極論になってしまうが、主人公のムーランが女性である必要がなくなっている。アニメ版では敵も味方も男性に囲まれている中で、男が気づかないような女性らしい繊細で知的なアイデアで窮地を救っていたのがムーラン。極めつけにラストで味方を女装させて道を切り開くという、ここぞというときに序盤の伏線が活きていたのが素晴らしかった。男性にはできない芸当をしていたからこそ、逆境に立ち向かう彼女がより一層光り輝いていたわけだ。しかし本作のムーランは話が別。ムーランが武芸と身体能力に長けているのには、内に潜む強い「気」があるのだという新しい解釈が取り上げられている(フォースのようなものなのか?)。ムーランはその「気」を覚醒させて強靭的な強さを発揮するのだが、とにかく身体的な強さでゴリ押しを測るばかりで女性らしいスマートさを感じさせる作戦の発起などはほぼ皆無。唯一雪崩を利用する際にそれっぽい手を使っていたが、結局雪崩が発生したのは相手が投石を山に放ったことが要因となっていて、しかもそれがムーランがいる場所からてんで的外れなブーイング必至の大暴投。ムーランがこれを狙っていたとしても、敵アホすぎるやろ。
ストーリーの進行上において、戦闘や味方の統率に女性らしいアイデアや計略を用いるわけでもなく、単にムーランが女性を偽って男に化けているだけであって、言い換えれば「彼女の性別が偶然にも女性であった」ということに留まってしまっているのが悔やまれる。きっとニキ・カーロ監督はムーランの強さのみに焦点を置き、苦しい中でもたくましく勇敢な姿勢を見せる「現代の強い女性像」を描きたかったのだろう。だけど単に強いだけであれば男でも問題はない。強さを強調するのももちろん分かるけど、その中に女性らしい知的さや気品を用いていればもっと魅力的になっていたと思う。管理人の価値観が古いのかなあ。
加えて、コン・リーが演じる魔女も女性としてはかなり特殊な設定がなされている。物語の中盤、実は彼女が純粋なヴィランではなかったことが判明するのには驚いた。彼女自身が類稀なる能力が原因で迫害を受けていた過去があり、最終的には似たような立場にいるムーランの心の強さに感銘を受け、ムーランと心を通わすようになる。逆境を振り払う女性のマイノリティをより意識した結果なのだろうが、かえって善にも悪にもなれない魔女の中途半端さが目立ってしまい、特殊というよりもどっちつかずの分かりづらいキャラになってしまっている。どうせならムーランと女性通しのドンパチ一騎打ちくらいやってくれた方が綺麗に終わっただろうに。
あと女性繋がりでは、新キャラのムーランの妹、あれ必要か??
・アクションの良い点 悪い点
『ムーラン』が他のディズニープリンセスと異なる最大の点は、ヒロインのムーランは一国の王女ではなく、自ら剣を握りしめて敵に立ち向かっていく戦士であるという、フィジカル的な「強さ」を兼ね備えていることだ。そのため、原作アニメでも他の作品より必然的にアクションシーンが多めに組み込まれていたのが特徴だったが、それは実写版の本作も例外ではない。集団での厳しい鍛錬、正義と悪の大軍勢の衝突、流鏑馬合戦、そして雪崩によるスペクタクルなど、巨大スクリーンでも引けを取らないアクションシーンのスケールの大きさは、原作アニメ以上の迫力を持たせることができていて素晴らしかった。ここもさすがはディズニーと言うべきところか。
大規模なアクションシーンはよく映えていたけど、ムーランやその他のキャラクター同士の戦闘シーンには難がある。残念ポイントはこれに尽きるが、とにかくアクション中のカット割りが多すぎ。キャラクターたちが剣や槍を振るっているシーンでは、カメラが事あるごとに切り替わるため細かい動きを追うことができず、香港アクションに慣れている管理人にとってはかなり見づらい仕様。時折カメラをキャラクターの動きに合わせてローリングさせたりしてダイナミックさを醸し出そうとしているのだが、カット割りが多いせいで返ってその場の状況把握がしづらくなっているという、完全な悪循環に陥っていることに監督は気付かなかったのだろうか。やはりアジア人が披露するアクションは長回しで映し出さないと、いとも簡単にその美しさと迫力を損なってしまうことが露呈したね。
・ドニー・イェンについて
見よ、このオーラ!ディズニープリンスはドニー・イェンであるべきだろ!!
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ドニーさんが演じたタン司令官は、劇中でムーランの上司とも言うべき人物であり、アニメ版のリー・シャンのポジションに当たるキャラクターだ。リー・シャンはムーランと結ばれる運命にあったので、ま、まさかドニーさんがディズニープリンスになるのか!??と、公開前のリーク情報を見てニヤニヤしてたんですけど、そのポジションはヨソン・アンが演じるホンフイが担っていたんだとさ(なんだよー)。
軍勢のトップに立ち、ムーランに導きを与える存在として重要な役どころとなるタン司令官、なのだが、、、。結論から言うと、エンドクレジットで2番目に名前が掲げられるにしては、ドニーさんの出番は予想と期待に反してかなり少ないです。まず上記の通り、タン司令官はムーランと結ばれる役から外されてるので、当然ムーランとの絡みは減っている。そしてタン司令官が軍全体に指示を出す際も、彼が一言二言喋った後にはすぐにチャン軍曹が指令のバトンタッチをしてしまうので、必然的にドニーさんのセリフが減っているのも不満。しかもチャン軍曹がちょっと食い気味に話し出すので余計に腹が立つ。
そして致命的なのが、アクション面でもドニーさんの見せ場が少なく、かつそれらの見せ方が悪いことだ。例えばドニーさんが演舞で剣を振り回すシーンは、もう速いとかのレベルに収めることができず、熟練した芸術の域に達している。『捜査官X』でも剣を体の周りでプロペラのように振り回していたが、その迫力は健在だった。しかし前述もしている通り、カット割りが多すぎるのでせっかくの美しいムーブメントが途切れ途切れになって魅力が損なわれてしまっているのが痛い。これは撮影現場では「すげー!!」となってるんだろうけども、いざ映画に仕上げると拍子抜けしてしまうという、最近のハリウッドがよくやらかすアレだ。
戦闘シーンにおいても、ドニーさんが剣を振るうシーンはごく僅かで、見せ場らしい見せ場はほぼなし。作品を観る前までは、シェンニャンとポーリー・カーンが揃ってWヴィランなり、シェンニャンVSムーラン、ポーリー・カーンVSタン司令官の対戦カードになると踏んでいたのにそれも実現せず。初共演となるドニーさんとジェイソン・スコット・リーの対決は是非観て見たかった。どうせならドニーさんにはVSポーリー・カーンとは言わないまでも、サシの立ち回りを披露する場を設けてほしかったなあ。
多忙なドニーさんのスケジュールを抑えるのが難しいのもあったかもしれないが、『ローグ・ワン』での活躍が秀逸だっただけに、消化不良で終わってしまった。
しかし少し観ているだけでも、周囲とは明らかに異なるオーラを放っているのが一目で分かるほど、ドニーさんの存在感はかなり強め。出番が少ないながらもその都度画面を引き締めてしまうのは、さすがは大スターとも言うべき貫禄か。
それにしても『スター・ウォーズ』にもメインキャラとして参戦し、ディズニープリンセス実写化作品にまで出演を果たし、ディズニー作品を網羅していくドニーさんの活躍は本当に目覚ましく、ファンとしては素直に嬉しいの一言に尽きる。次は是非ともMARVEL作品への参入を実現させてほしいものだ。来年公開予定の『シャン・チー』こそ、MARVEL初のカンフーヒーローを描いた作品としてドニーさんにはもってこいの作品だと思うんだけどな。一時期は『シャン・チー』の「政治家役」での出演が噂されていたこともあるので、それが実現するのを切に願っています。
・ジェット・リーについて
リンチェイの元気そうな姿を観れるだけで、本作の価値は上がる!
(C)2020 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
まずは言いたい。ジェット・リーことリンチェイがこの作品に出演してくれただけでも感謝感激であることを。甲状腺疾患を患い、近年はアクション映画どころか映画に出演すること自体が激減しているリンチェイ(もともと最近のリンチェイにとって俳優業は副業で、本腰は慈善活動に入れてるんだけどね)。そんな彼が『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』以来6年ぶりにハリウッド作品、しかもディズニーという人気コンテンツの映画に出演し、大衆向けに元気そうな顔を見せてくれただけでもファンとしてはたまらなく嬉しい。ありがとうリンチェイ!
本作のキャスト陣で最も大御所であるリンチェイが演じるのは、ポーリー・カーンに命を狙われる中国皇帝という大きな役割を持つキャラクターだ。童顔であるリンチェイだが、物々しい皇帝の衣装と風格ある顔つき、そして過去最高に重く響く声のトーンで威厳のある皇帝を見事に体現していた。
しかも顔見せだけに留まらず、大サービスポイントとしてリンチェイにアクションシーンが用意されている! ここ、かなり重要です。アニメ版の皇帝とは異なり、本作の皇帝は自らが戦闘に赴くシーンがある。披露するのは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱』でドニーさんが見せた「布棍術(ふこんじゅつ)」のような、布を巧みに操る妙技。僅かながらも近年の少ない出演状況において本格的な彼のアクションを観ることはほとんどなくなっていたので、これは非常にレアな見せ場だ。なおメイキングには剣を振るう姿を確認できたんだけど、本編ではカットされていたみたい。そこは残念だけど『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』よりは断然に活躍度合が大きいから贅沢は言えないね。リンチェイのアクションシーンが見れるというだけでも、本作を手に取る価値は十分にあるとも言えます。
ちなみに、こちらも期待をしていたドニーさんとの直接的な絡みは無し。『HERO』以来18年ぶりの3度目となる共演だったので、「皇帝陛下、お久しぶりです」「うむ、しばらくだなタン司令官」と挨拶を交わして急に手合わせを始めるくらいのメインディッシュがあればお腹いっぱいだったんだけどな~。
■日本がらみ
■鑑定結果
『美女と野獣』、『アラジン 』と、原作の魅力を損なわないディズニープリンセス実写化が続いていただけに、監督の新解釈な演出がことごとく裏目に出てしまっているのが無念。それだけ非白人がテーマである映画を白人監督が扱うのは難しいのだろうか。ドニーさんやリンチェイが出演していなければ、個人的にはもうワンランク評価は下がっていたかも。確実にスクリーン映えしていたであろう、ダイナミックアクションが映画館で堪能ができなかったのも悔やまれる。コロナめ、、、。
となります!!
それでは今回の鑑定はここまで。
またお会いしましょう!
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