みなさんこんにちは! 管理人のJing-Fuです。
今回鑑定をするのは『ザ・バットマン』です。
DCコミック出身のヒーローであるバットマンの最新作であり、バットマンの活動の2年目を描くサスペンスアクションです。
バットマン役には『ハリーポッターと炎のゴブレット』や『テネット』などのロバート・パティソンが起用され、他にもポール・ダノやゾーイ・グラヴィッツ、アンディ・サーキス、コリン・ファレルなど豪華な布陣が揃っています。
そんな『ザ・バットマン』のネタバレを明かしながら、感想と考察を鑑定していきますね。
■『ザ・バットマン』のあらすじと基本情報
まずは予告編をどうぞ☆
(C)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC
■あらすじ
ハロウィンの夜、ゴッサムシティのドン・ミッチェル市長(ルパート・ペンリー=ジョーンズ)がリドラーと名乗る謎の犯罪者によって殺害される。ゴッサム市警が調査を始める中、ゴッサムシティの影として街に蔓延る悪を成敗しているバットマンことブルース・ウェイン(ロバート・パティソン)もゴードン警部補(ジェフリー・ライト)に協力をして調査を進めていくのだが・・・。
(C)2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DC
■原題:The Batman
■発掘国/制作年:アメリカ(2022)
■上映時間:176分
■監督:マット・リーヴス
■主要キャスト
ブルース・ウェイン/バットマン:ロバート・パティソン
セリーナ/キャットウーマン:ゾーイ・グラヴィッツ
リドラー:ポール・ダノ
ゴードン警部補:ジェフリー・ライト
ファルコーネ:ジョン・タトゥーロ
アルフレッド:アンディ・サーキス
ペンギン:コリン・ファレル
■『ザ・バットマン』のネタバレ感想と考察
それでは鑑定していきましょう!
ネタバレ①:ロバート・パティソンのバットマンは目元が肝
新しいバットマンに起用されたのがロバート・パティソンだと初めて聞いた時、「もっとゴツい人の方が良いのでは?」と思ったのが正直な話。僕にとってのロブは何と言っても小4の時に観た『ハリーポッターと炎のゴブレット』におけるセドリック・ディゴリーですからね。セドリックで華奢なイメージが強まっていたから、バットマン役にはちょっと威圧感が足りないんじゃない? と勝手に心配してましたけど、杞憂に終わりましたね笑 セドリックからバットマンへと転生したロブの筋肉に包まれた背中(肩甲骨)のたくましさよ。体格もさることながら、ロブならではの憂い目が本作のバットマンとマッチングしているのではないでしょうか。本作のバットマンは、ブルース・ウェインがバットマンになって2年目と言うことで、社会人でいえば新卒で会社に入社してようやく基礎が身についてきた時期。慣れてきた一方でまだまだ経験不足、乗り込んだ仕事の良い面も悪い面も見え始める憂鬱な時期でもあると思います。ゴッサムシティの影として悪を憎悪して闘い続けながらも、そんな第二新卒状態でどこか孤独で虚ろな心境であるバットマンの目の表現には、ロブの憂い目が適任だったことは明白です。顔の半分以上がマスクで覆われ、基本的に口も無表情な動きしかしないのでバットマンの内面は目からしか読み取れないので、この目元ってのは重要なポイントであって、きっとそこも踏まえてのキャスティングだったんだろうな〜。
ラストには投獄されたリドラーに話しかける謎の人物が登場し、ピエロという単語や奇妙な口調からも、彼がジョーカーであることがほのめかされてました。次回作への伏線でしょうね。
ちなみにこの人物を演じてたのは、『エターナルズ』の人間ラジコン化能力が記憶に新しいバリー・コーガンみたいです。
ネタバレ②:漢の殴り方をするバットマン
『ダークナイト』シリーズみたいなスペクタクルアクション巨編寄りではなく、どちらかといえばアクションの割合は控えめ。アクション第一の管理人からしたらちょっと物足りなかったような気もするけど、これまでよりも更にパワー重視の攻撃に特化したバットマンのアクションはかなり見応えがあります。何が痺れるかって、本作のバットマン、明らかに攻撃の力加減を把握しきれていない笑 既に倒れた相手に2〜3発の追い討ちを叩き込むことを止めない姿勢を徹底するマイルドオーバーキル。「漢」の殴り方を貫くバットマンは嫌いじゃないです。本作のバットマンはいわゆる常時スーパーアーマー状態で、相手からの多少の反撃や銃弾などものともせず、少したじろごうがゴリ押しで無理矢理に拳を叩き込んでいくスタイルが恐ろしくもたまらない。
あとはアクションシーンが非常に「観やすい」。アクションシーンはいずれも長回しで撮影することにこだわっていて、アクションが激しく、そして作品全体が暗い雰囲気でバットマンも敵たちもみんなダーク系の衣装に身を包んでいる状態であれば、カット割を増やしてスピード感を出そうといらない事をするだけでアクションなんてものは一瞬で観づらくなるもの。その点、本作においてはカメラの動きが異様なまでに大人しいので簡単に目で追うことができる。系統は違えど『クローバーフィールド/HAKAISHA』で長回しの演出経験があったマット・リーヴス監督ならではの新設設計ですね〜。
バットマンはパワータイプ、キャットウーマンは華麗な足捌きに特化させてアクション差別化ができているのも良いですね。
■鑑定結果
3時間の長尺なので、仕事帰りではなくオフデイに観たいですね。
■最後に
それでは今回の鑑定はここまで。
またお会いしましょう!
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