ネタバレ/感想:『ドラゴンへの道』の鑑定結果【ブルース・リーの最強無双ラッシュ】

アクション

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Jing-Fu
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みなさんこんにちは!管理人のJing-Fuです。

 

今回鑑定をするのは『ドラゴンへの道』です。

現在、全国の劇場で開催中のブルース・リー 4Kリマスター復活祭2020で公開中の本作。

管理人も当然劇場に足を運ぶ予定だったのですが、居住区域で再びコロナの感染が広がっていることもあり、とりあえずは映画館に行くことをやめました。

で、結局近くの映画館では公開終わっちゃったんですよ~(涙

背に腹は変えられないとはいえ、やっぱり無念だ。

なので、家でおとなしくブルーレイを再生した鑑定結果を載せますね。

■作品情報

・基本情報

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■原題:猛龍過江/The Way of the Dragon

■発掘国/制作年:香港(1972)

■キャッチコピー

世紀の闘神ブルース・リー!
鮮烈必殺技のすべてを叩き込んで宿敵ヨーロッパの群雄を打ち砕く!

・監督、キャスト

■監督:ブルース・リー

 

■主要キャスト

タン・ロン:ブルース・リー

チェン:ノラ・ミャオ

ワン:ウォン・チュンスン

ホー:ウォン・チュンスン

ギャングのボス:ジョン・ベン

コルト:チャック・ノリス

フレッド:ボブ・ウォール

長谷平:ウォン・インシック

 

 

 

・あらすじ

ローマで亡き父の跡を継いでレストラン「上海」を営む若い女主人のチェン(ノラ・ミャオ)。

地元のヨーロピアンギャングにレストランの土地を狙われ、日々地上げのための嫌がらせを受けており、店の経営に大きな影響が出ていた。

チェンは香港の弁護士に相談を持ち掛けるが、弁護士は急病で体調を崩してしまい、代わりにローマの空港に降り立ったのは従兄弟のタン・ロン(ブルース・リー)だった。

得意のカンフーを活かして店を守ると買って出るタン・ロンだが、異国に不慣れの田舎者である彼は何かとドジを踏んでしまい、チェンをはじめレストランの従業員からも当てにされない。

ある時ギャングたちが嫌がらせのために店を訪れた際、ギャングたちは店の裏でタン・ロンの凄まじいカンフーによっていとも簡単に打ちのめされた。

チェン達レストランの従業員らは、それまでとは打って変わってタン・ロンに信頼を寄せるようになるのだが、彼の存在を邪険に思ったギャングのボス(ジョン・ベン)はさらなる刺客を送り込もうと画策を始め…。

 

■ざくっと感想

Jing-Fu
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本作の鑑定結果は・・・

鑑定結果:エメラルド映画(☆8)

ブルース・リーの代表作となると、世間一般的には『燃えよドラゴン』が挙げられているけど、管理人の中ではブルースの代表作、そして最高傑作は問答無用で本作だ!

ブルースは本作において主演だけでなく、監督・制作・武術指導・脚本・音楽など製作サイドでも5役を務めており、彼の本作に対する並々ならぬ意欲を感じずにはいられない。

本作はブルース主演作品の中で「最もブルースが強い映画」であり、次々とギャングたちを無双していくその雄姿は、素直にかっこいいの一言に尽きる。

カンフーアクションの中に、彼の創設したジークンドーの技術、武術哲学が前作以上に取り込まれているのが、考察のしがいもある嬉しいポイント。

そしてラストに用意されたブルース・リーVSチャック・ノリスの一騎打ちは、カンフー映画の歴史に残る世紀の対決シーンとなっている。

それまで暗い復讐劇の続いたブルース主演作品に対し、本作でのブルースのキャラは比較的軽くて明るく、彼の喜劇センスを楽しむこともできる。

 

ブルースの前2作についても鑑定していますので、よければ併せてどうぞ☆

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以下、ネタバレありの感想と考察になります。

作品を未見の方は鑑賞後の閲覧をおすすめします!


 

 

 

 

 

 

 

 

■感想と考察

・ブルース・リーが強い、強すぎる

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血湧き肉躍るブルースの強さ!

本作でブルースが演じるタン・ロンがとにかく強く、まさに無敵というワードがピタリとはまる。

ブルースが唯一監督を務めている作品なだけあって、彼が演じるキャラクターを強く見せることに抜かりがない。

決して自分に都合の良い演出を無作為に並べているわけではなく、タン・ロンというキャラクターを通して、自分の魅力をフルで表現する見せ方が非常に巧みだ。

ワラワラと群がるローマの悪党どもを、スマッシュヒットな一撃で撃破していくタン・ロンの無双ゲームは、全身を巡る血液を沸騰させるかのような爽快感で溢れている。

これだよこれ!

こういう全人類が歓喜する問答無用の最強キャラが観たかったんだ!

でもタン・ロンははじめから強い姿を見せるわけではなく、物語の中盤までは何気ないシーンで自身の蹴りやパンチのモーションを見せるだけ。

この時点から既にモーションが力強くて美しく、「こいつは何だか強そうだ」と匂わせながらも、中々戦闘に入らないタン・ロン。

空手の稽古に勤しむレストランの従業員たちからカンフーを見せてみろと誘われ、いざミット打ちを披露するかと思いきや、寸前でレストランが開店してお預けになる。

焦らしに焦らされた結果、中盤でギャングに放った蹴りが一閃し、それ以降のタン・ロンの強さがより際立って映るのだ。

ブルースは、観客が自分のどんな活躍を観たがっているのか、自分がどのように動けば見栄えするのかをしっかり理解していてブレがない、いいね~。

彼の監督としての演出力、武術指導、そして有言実行の実践力も伺えるのが、本作の魅力の1つでもある。

「強さ」を強調するこの手法は、後に『レッドブロンクス』ジャッキーも採用していることからも、格闘アクション映画におけるアクションバイブルとして後世に影響を与えていることがよく分かるだろう。

 

前作『ドラゴン 怒りの鉄拳』で初登場したヌンチャクによる見せ場は本作でも健在。

タン・ロンがヌンチャクを振り回してギャングたちを一網打尽にしていく様子は、前作以上に多彩なヌンチャクのムーブメントを堪能することができるアツい見せ場となっている。

ブルースのファンとしては、彼がヌンチャクを扱うアクションシーンが観られればそれで満腹なのに、前作との違いを見せつけるかのように、今回はなんとブルースが2本のヌンチャクを振り回す「ダブルヌンチャク」を披露してファンの目線を一気に釘付けにしているのだ。

前作と同じことをやるだけではなく、何か新しいことを見せつけてやろうというブルースのファンサービスにはやられた。

ダブルヌンチャクのインパクトは想像以上のもので、自分の手でトレードマークに格付けしたヌンチャクの見せ方をさらに進化させているのだ。

 

また本作は『ドラゴン危機一発』『ドラゴン 怒りの鉄拳』と比べてもブルースの筋肉にさらなる磨きがかかっており、まさに彼の肉体の最盛期。

早朝のトレーニングシーンでは、その磨きのかかった美しくてたくましい逆三角形の広背筋をまじまじと見せ付けられることになり、メロメロの実の能力を浴びたかのように老若男女が圧倒されることは間違いない。

・ブルースの武術哲学で溢れた作品

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ブルースが監督・武術指導を担当して全権を握っている本作では、『ドラゴン怒りの鉄拳』の作中よりもさらにブルースの武術哲学が盛り込まれており、それはアクションの動作中だけにとどまらず、登場人物が発するセリフの中にも用意されていて、目と耳の両方から彼のメッセージを受け取ることができるようになっている。

 

まず注目したいのが、過去作以上に顕著にアクションの中に取り入れられた、ブルースが創設したジークンドーの技術だ。

終盤のタン・ロンVSフレッドの闘いの構図が特に分かりやすい。

空手家のフレッド(演じるボブ・ウォールブルースの弟子で、『燃えよドラゴン』『死亡遊戯』にも出演している)は必死に前に飛び出して攻撃を仕掛けているが、タン・ロンは後ずさりしてかわし、明らかに相手の前進を誘い出している。

前に出ての攻撃しか頭にない、再度飛び出したフレッドの意表を突き、こちらも前に出たタン・ロンのフロントキックがカウンターとしてフレッドの腹に炸裂。

その後も身構えるフレッドの手先に蹴りを入れつつ、前進しようとする彼の足をストンプで止め、再度手先を蹴る軌道と見せかけてフレッドの頭部に強烈な蹴りが入る。

相手の攻撃をあえて促し、僅かな防御の隙を突いて出る会心のカウンター。

相手をかく乱させるフェイントの応酬。

ブルースが掲げる哲学の1つである「水」のような柔軟な闘い方が十分に活かされた、何回観てもただただ感心するばかりの戦闘スタイルだ。

 

そして登場人物のセリフにの中に用意された武術哲学にも興味深いものがある。

レストランの従業員の1人のチンは、カンフーを馬鹿にして空手の稽古をする他の従業員らの姿を見て、「空手は外国(日本)の武術だ。習うならカンフーの方がいい」とタン・ロンに言う。

すかさずタン・ロンは「どんな武術でも、いざという時に身に着けておいて損はないよ!」と言い放つのだ。

これは、あらゆる武術に対して閉鎖的な考えを持たないことを唱えていることになる。

それ以前、とりわけ中国のカンフー武術会では「カンフーを外国人に教えてはならない」などといった他武術や外国人に対する偏った考えが浸透していたらしく、最近だと『イップ・マン 完結』のストーリー内でその様子が分かりやすく語られていた。

これには中国人のふか~い歴史が関わっているのだが(ここでは割愛します)、ブルース自身はこの考えを古くて悪い戒律だとして反感を抱いており、彼が世界各国の格闘技の動きを研究した末に生み出した武術がジークンドーである。

人種を問わずにジークンドーをアメリカで教え続けていたブルースの姿勢も、本作のタン・ロンのセリフと繋がる部分があるのだ。

 

他に面白く感じたのは、劇中でタン・ロンは銃を武器とするギャングたちに対し、木の枝を削った投げ矢を考案してギャングたちに対抗していること。

ブルースは生前「カンフーは銃に勝てない」とも提唱していて、自分なりの銃に対する対抗策として、劇中の武器に投げ矢を採用したんだろうな。

・ブルース・リーVSチャック・ノリス

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物語のラスト、痺れを切らしたヨーロピアンギャングたちは、アメリカから呼び寄せた最強の刺客コルトをタン・ロンのもとへ送り込む。

言わずもがな、本作の格闘シーンにおける最大のハイライトがこのブルース・リーVSチャック・ノリス戦なのですが、2人の衝突はこれだけに留まらず、ブルース史上最高のベストバウト、ひいては格闘映画の歴史に残るような熱い対決として人々の脳裏に焼き付いて語り草となっている。

何故それほどまでに2人の対決が評価されているのかを、自分なりに考えてみます。

 

・対決を引き立てる演出

2人が衝突する場所は、ローマの観光名所として有名なコロッセオの中だ。

ローマが舞台とだけあって、ラストバトルの場に「闘技場」であるコロッセオが選ばれたことにより、2人の対決が戦士のぶつかり合いとして神格化しており、いやがおうにも盛り上がりが止まることはない。

さすがに2人が対決するコロッセオ内はセットですが、タン・ロンがコロッセオ内をさまようシーンはゲリラ撮影を慣行しているらしい、公開後によく怒られなかったな。

 

いざ対面した2人は、まるで野性の闘争本能をむき出しにするかのように、自然と互いに上半身を露わにする。

この時にそれぞれが準備運動をするシーンがあるのだが、2人のウォーミングアップをただ眺めるのではなく、見比べてみると面白い発見がある。

コルトは特に「型」を意識し、決められた動きの中でシャドーを行い、イメージトレーニングを重視しているように見える。

一方のタン・ロンは柔軟性に重きを置いており、身体のありとあらゆる部位を伸ばし、自身の可動域を広げて実践に向けて全身の調整をしている。

柔軟性の大切さを掲げていたブルースならではの比較演出だ。

 

この準備運動のシーンから、意味深に一匹のネコが配置されているのが気になるところ。

2人の準備運動を見守るこのネコは、恐らくレフリーを擬人的に表現した存在で、準備運動の終わりと2人の対決の開始を告げるネコの鳴き声は、まさにゴングの役割を担っているのだろう。

 

タン・ロンとコルトが決戦を始める前で、既に2人の闘いを引き立てる色々な下地が敷き詰められているのが分かり、自然とこれから展開される闘いへの注目度が上がるように惹きつけられていることに気が付いた。

・時代を先取りしたジークンドーの映し方

コルトを演じるチャック・ノリスはもともと武術家で、ブルースともプライベートで親交があった人物。

ブルースにその技量を認められ、本作で本格的に映画出演を果たしたのだ。

その後の彼は、スタローンシュワちゃんと並ぶハリウッドのアクションスターとしてのし上がっていき、今やある意味生ける伝説となっているのは映画ファンなら周知の事実。

 

…と話が脱線しましたが、要するにノリスブルースと同じく本物の格闘スキルを持ち合わせたプロだということ。

スピードと重さを兼ね備えた回し蹴りが特徴で、劇中でタン・ロンを圧倒しているのと同時に観客の度肝も抜いている。

さて、ここからがブルースの大きな見せ場だ。

コルトの回し蹴りで倒れたタン・ロンはすっくと立ちあがると同時に息を吐き、足先から凝り固まった力を抜くかのような素振りを見せ、ジークンドー特有のステップを始める。

これはまさにタン・ロンが「水」になった瞬間であり、以後は掴みどころのない柔軟な動きと技術で怒涛の反撃、完全にターンを掌握してしまうのだ。

コルトの回し蹴りを着実に回避して相手の体力を奪いつつ、フェイントの応酬でコルトの前進を阻み、絶妙なタイミングで連続蹴りとパンチを叩き込んでいくワンサイドゲームの高揚感。

それに対して回し蹴りしかできないコルトが物凄く弱く見えるくらいの形勢逆転劇だ。

いずれもジークンドーのエッセンスがこれでもかと効いた戦法であり、理にかなった動きでコルトを攻めていくその姿には、思わず拳を握りしめて身を乗り出したくなるような爽快感しか感じない。

 

途中で僅かだが、カメラがタン・ロン、コルトそれぞれの視点になるシーンが用意されていて、互いの蹴りがカメラに向かって飛んでくる主観的な迫力の凄さを見せつけられる。

この撮影手法は当時の香港映画の中でもかなり珍しいもので、ブルースに格闘をより映えて見せる演出力があったことを裏付けている。

 

格闘シーンを1つ撮影するだけでも、様々な盛り上げ要素を取り入れたり、他者とは一線を下す実践的なジークンドースキルを見せつけたり、そして時代を先取った素晴らしいカメラワークを見せたりと、今見ても古臭さを感じずに新鮮な気持ちで楽しむことができることこそ、2人の対決シーンの評価が未だに衰えない理由なのではないだろうか。

・ブルースの喜劇スタイル

『ドラゴン危機一発』『ドラゴン怒りの鉄拳』が、重くて暗い復讐劇をモチーフとしていた作品だったことに対し、本作は全体的な雰囲気がかなり明るくておおらかであることが特徴だ。

それにはブルースが本作でタン・ロンというキャラクターを通し、初めて本格的なコメディ演技に挑戦をしていることが大きく影響している。

ブルースが演じるタン・ロンはかなりのおとぼけキャラで、武術の腕はピカイチながらも、香港の田舎者である彼は英語を満足に話すこともできず、洋式便器の使い方を知らないくらい、ローマの西洋文化には疎い。

売春婦の裸を観て、赤面して部屋を飛び出していくという童貞の顔を見せるなど、前作までのシリアスな演技と見比べると、その表情の幅の広がり方は一目瞭然。

強くて頼りがいのあるタン・ロンにもどこか抜けている部分があるからこそ、観客にとっては愛おしくてとっつきやすい印象があり、シリアス劇と比較してもより多くの人が手に取りやすいサクッとした作品となっている。

タン・ロンみたいな友達がいたら絶対楽しいよね、絶対。

ブルースがシリアス劇だけでなく、喜劇の中でも十分に演技力を発揮できること、俳優としての演技力の広さを立証させていることでも評価ができる。

最終的にはいろんな人間が死んでいって、死体の山の中でタン・ロンは殺人者になってしまうというお決まりの暗さはあるものの、前にも後にも、ブルース作品でコメディ寄りな作品は本作だけであるので、そういう意味でも本作はかなり貴重な作品とも言えるんだよね。

■日本がらみ

・香港映画のステレオタイプ

打倒タン・ロンのためにギャングが手配した刺客の一人、日本人空手家の長谷平。

演じているのは純日本人ではなく、韓国人のウォン・インシックである。

特定のアジア人を異なる人種のアジア人が演じることは、ハリウッド映画界では昔からよく見かけるステレオタイプなのだが、上記の通り、当時の香港でもそのステレオタイプは決して珍しいものではなかったみたい。

 

・アメリカと日本の上下関係

タン・ロンと闘う役目を得ようとするアメリカ人のコルトに対し、長谷平は「空手は日本人のもんだ!だから俺がタン・ロンと闘うんだッ!」とコルトに挑むことになる。

その結果はコルトの圧勝、長谷平の見せ場は特にないあっさりとしたものだった。

コルトの弟子であるフレッドとの不仲さが目立つシーンも含め、ブルース自身が意図的に用意をした演出なのかは分かりませんが、アメリカと日本の上下関係の表れを自然と感じてしまう。

コルトを最強のラスボスとして君臨させるためには必要な演出だったのかもしれないが・・・。

 

・「おまいは~、トン・ロンがぁ~?」

長谷平は対峙したタン・ロンに対し「おまいは~、トン・ロンがぁ~?」(お前はタン・ロンか?)と酷いイントネーションの日本語を発している。

広東語吹替の声優が日本人ではなく香港人のため生まれたこの珍シーンは、本作のファンの間でもよくネタにされているほど。

ここら辺はかなりテキトーだったんだな~。

タン・ロンに沈められた後、「あ~、ぁいだァ~」と悶えるシーンは観ていて笑いを堪えるのが辛い。

■鑑定結果

Jing-Fu
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コメディ調のストーリーの中で堪能することができる、「最も強いブルース」の無双アクション。

管理人はブルースの作品を観たことがない人に対しては、『燃えよドラゴン』ではなく必ず本作をプッシュしています。

鑑定結果:エメラルド映画(☆8)

 

となります!!

 

ブルースの前2作についても鑑定していますので、よければ併せてどうぞ☆

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それでは今回の鑑定はここまで。

またお会いしましょう!

 

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コメント

  1. ぼく、ブースカれす より:

    本作は小学生の頃にジャッキーさんにハマった後にブルース・リーさんの作品を色々とテレビ放送した時に一番好きな作品でした
    リーさんがファンだった日本の『座頭市シリーズ』を思わせる分かりやすい勧善懲悪なストーリー(後で観ると突っ込み所が多々ありますが…)に、それまでのロー・ウェイ監督の2本で散見された流血等の残酷描写を廃して(それ故にラストバトルの脚を折る描写は結構残酷に見えます)、非常に楽しめるアクション映画でありながら、自分のやりたい描写を演出しただけに、以後も存命していたら、監督作も出来の良い作品が多いジャッキーさんにも負けていない程の傑作が更に誕生したのではないかと考えたら、早世したのは誠に残念であります…(T ^ T)

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