【ネタバレ/感想】映画『スパイダーVSマン』の鑑定【ラストは? 評価は?】

パニック
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Jing-Fu
Jing-Fu

みなさんこんにちは! 管理人のJing-Fuです。

今回鑑定をするのは『スパイダーVSマン』です。

宇宙から飛来したクモの群れと街の人々が戦う様子を描くモンスター・パニック作品です。

今回、期間限定としてYou tubeにて無料配信が実施されました。

タイトルを見て一瞬「ん?」となりますが、あのヒーロー映画とは1ミリも関係ありません笑

そんな『スパイダーVSマン』のネタバレを明かしながら、感想と考察を鑑定していきますね。

『スパイダーマン2』へのアンチテーゼも?

 

■『スパイダーVSマン』のあらすじと基本情報

まずは予告編をどうぞ☆

【予告】『スパイダーVSマン』<当チャンネルにて期間限定・本編配信中>

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■あらすじ

宇宙を漂っていたロシアの衛星内、そこには遺伝子実験の産物であったクモが残っていた。衛星は地球へと落下し、ニューヨークの地下鉄トンネル内に墜落した。被害は大きくなかったものの、確認へと向かった1人の駅員が死亡してしまう。同僚の死を嘆き悲しむ地下鉄局員のジェイソン(パトリック・マルドゥーン)だったが、すぐに軍の人間によって一体が閉鎖されてしまい・・・。

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■原題:Spiders 3D

■発掘国/制作年:アメリカ(2013)

■上映時間:89分

■キャッチコピー:デカい・速い・ヤバい! 最強の捕食者VS人類、駆除されるのはどっちだ!

■監督:ティボー・タカクス

■主要キャスト

ジェイソン:パトリック・マルドゥーン

レイチェル:クリスタ・キャンベル

ジェンキンス大佐:ウィリアム・ホープ

 

■『スパイダーVSマン』のネタバレ感想と考察

①『スパイダーズ』か?

②『スパイダーマン2』へのアンチテーゼ?

それでは鑑定していきましょう!

 

ネタバレ①:『スパイダーズ』か?

顔が命の女王クモ!!

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ヌーイメージ製作、監督に『アイススパイダー』『メガスネーク』などでこの界隈の一端を担うティボー・タカクスと、そこそこトキメキのあるワードが詰まっている作品。ツイッターを眺めていて「You tubeにて期間限定で無料配信中!」というツイートをちらほら見かけ、クモ好きモンスターパニック好き、そしてタダより安いものはないと手を伸ばしてみました。

宇宙でクモの遺伝子実験をしていたロシアの宇宙船(衛星?)が事故で難破(クモのせい) → クモが乗った船の一部がニューヨークの地下鉄トンネルに墜落 → 増殖を続けながら周囲の人々が襲われ始める → 実はクモの実験には軍が絡んでいて・・・と、あらすじを書いていてどうも既視感がある・・・。そうだ! これは『スパイダーズ』と同じプロットだ! 物語の舞台とキャラ設定こそ変わっているけど、やっていることは『スパイダーズ』とあんまり変わらなかったんですね。だからこそクモが人間の体内に卵を産みつけたり、最後にはどデカい女王クモが街中を闊歩したりするのも被って見えたし、まあティポー・タカクス監督作品ということで期待通り(?)というか予想通りのクオリティを力を抜いて楽しむのが正攻法なんだろうけど、『スパイダーズ』の焼き増し感がどうしても拭えなくて新鮮味に欠けちゃいました。

クモのテクスチャーがプレステ2とプレステ3の瀬戸際・・・と書こうと思ったら、2013年の作品だったんですね、コレ。『スパイダーVSマン』という邦題は極論で考えれば間違いではないんだけれど、物凄く誤解を生みそうなタイトルだなぁ。消費者がうっかり間違えて手に取る方向に仕向けるために、メジャー大作のタイトルとかなり近い邦題とジャケを用意して低予算映画をプロデュースする手法はもうこの界隈では慣れっこの事案だけど、このジャケは流石にあのヒーロー映画と間違えるバカはいないでしょう笑 『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』が日本でも爆進ヒットしていることを聞きつけて、テキトーにネタ程度に考えて過去の映画を買い付けてきた、って感じなんでしょうね。

Jing-Fu
Jing-Fu

『スパイダーズ』ほどのおどろおどろしさがなく、意外にもカラッとした質感だったのも物足りなかったかな〜。

 

ネタバレ②:『スパイダーマン2』へのアンチテーゼ?

クモのテクスチャーは前述の通り可もなく不可もないんだけど、クモたちのモーションデザインは結構頑張ったみたいで、登場するクモたちの動きが中々にバラエティ豊か。細かい脚部の動きや胴体のよじりなど、ちょっとした挙動まで使い回しがほとんど見当たらないので違和感や不自然さがありませんでした。あと、白昼堂々の舞台で粗クモを誤魔化すことなく映し出しているのも素晴らしい。

ラストは主人公(タカクス監督の『アイススパイダー』にも出てるB級スターのパトリック・マルドゥーン!)と女王クモの一騎打ち。ここでは主人公の地下鉄局員というステータスがちゃんと活かされていて、主人公がミサイルのごとく放った地下鉄車両が女王クモに突っ込み、そのまま可燃性ガスのパイプに衝突して大爆発、同時に地下鉄トンネル内のクモの巣くつも全部吹っ飛んでめでたしめでたしと、お決まりの強引プレイ。それにしてもクモと電車と聞いて、『スパイダーマン2』が思い浮かんだのは管理人だけでしょうか。乗客たちのために極限まで力んで電車を止めたトビー・マグワイア スパイディーに対し、本作では女王クモが粘りながら惜しくも電車を止められずに敗北する対の構図になってるんですよ。これって『スパイダーマン2』へのアンチテーゼなのか?と思う僕は あまのじゃく なんですかね笑

Jing-Fu
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ちなみに、ジェンキンス大佐を演じていたウィリアム・ホープは、なんと『エイリアン2』のヘタレ男であったゴーマン役の俳優さんでした。ゴーマンは中尉だったので、出世したんですね笑

 

■鑑定結果

Jing-Fu
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『スパイダーズ』を知っている分、既視感が否めないクモ・パニックでした。

 

鑑定結果:ゴールド映画(☆5)

 

■最後に

他のモンスター・パニック作品の鑑定はコチラ☆

『スパイダー・パニック』

 

『アナコンダ』

 

それでは今回の鑑定はここまで。

またお会いしましょう!

 

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